住むなら何といっても南向きの部屋!
その上より明るく開放感を求めて、吹き抜けの高窓に人気が集まっています。
しかし、暮らしてみると大きな窓から差し込む夏の強い日差しに悩まされたりします。
地球温暖化やオゾン層問題が騒がれている今、紫外線は窓ガラスを通過して、
私達の住まいの中にまで入り込んで様々な影響を与えています。
子供の頃の夏休みは、海や山で一日中太陽の光を浴びて遊びまわっていました。
紫外線は活性型のビタミンD3を形成する働きや殺菌効果があるといわれ、
太陽の光にはプラスイメージもちゃんとあるのです。
しかし、光老化や免疫力を低下させ、皮膚がんや白内障の原因となることから
現在では健康への悪影響が深刻な問題となっています。
母子手帳からも「日光浴」という言葉が消えて「外気浴」という記述になりました。
紫外線は目に見える光よりも波長が短いために、より散乱されやすく、
日傘や帽子で日射しを遮り、日陰にいても、空が見える所では目で感じる以上に
浴びてしまいます。年間を通してガラスを突破するA波は、
健康だけでなく大切な室内をも劣化させているのです。
未入居のマンションの窓にハトロン紙のカーテンが掛けられ、床材や壁の褪色や
劣化の防止対策をしているのを見かけますよね。
これは紫外線の室内へのダメージの大きさを現わしているといえます。
すべての居室が南向きの高層マンションなどでは、強い日差しを遮るシェードや
濃い色目のカーテンは欠かせません。
年間を通して容赦なくふりそそぐ強烈な太陽の光に耐えられず、
急遽カットフィルムを検討するお宅も増えています。
南向き住居が大好きな日本人ですが、こだわって選んだ大切なイタリア製ソファや
ダイニングセットを日焼けから守る対策までは忘れがちです。
暖房設備が完璧な欧米では家具やインテリアの劣化を恐れて、
南向き住居にあまり人気がないとも言われているそうですよ。